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2021.12.09

日本のおもしろい税金

 所得税、法人税、消費税…日本には様々な種類の税金が存在していますが、普段耳にする機会が多いのは源泉徴収税、所得税、法人税、消費税、住民税あたりでしょうか?今回はあまり知られていない、日本のおもしろい税金についてご紹介します。

 

■「犬税」

 江戸時代、徳川綱吉が発令した生類憐みの令により、野犬が増加したため、それらを収容しておくための施設が必要でした。その収容施設を運営する住人に対して課せられていた税金が犬税です。昭和にも犬税は存在しましたが、その内容は江戸時代とは異なり、犬1頭あたりに税金が設定されていました。犬税の使い道は、犬の糞等によって汚された街の清掃費用などに使われていました。しかし、日本の犬税は徐々に廃止されていき、1982年に日本の犬税はなくなりました。

 

■「入浴税」

入湯税は、鉱泉浴場に指定されている温泉に入浴する人に対して、鉱泉浴場所在の市町村が課する目的税です。その使い道は、環境衛生施設や鉱泉源保管施設の整備、観光の振興費などに使われています。11150円が標準税額とされており、入浴者から徴収した税金を、施設管理者が市町村に納入するようになっています。日本温泉協会が発表した2020年の入浴税収入額が多い市町村ランキングでは第1位が神奈川県の箱根(683,722千円)、第2位が静岡県の熱海(439,575千円)、第3位が北海道の定山渓(408,322千円)となっていました。

 

■「宿泊税」

 宿泊税は、各地域の宿泊者または宿泊施設を運営する事業者に対して課される税金で、観光振興を図る施策に要する費用に使用されます。東京、大阪、福岡など、都市部の都道府県が設定しています。金額も都道府県によって異なります。宿泊税はレシートなどに記載されるので、都市部の旅館等に宿泊された際に一度ご確認ください。

都道府県、市町村ごとに設定されている税金はそれぞれのHPで確認できます。どんな税金が設定されているか、興味のある方はぜひお調べください。

大阪市東市住吉区の税理士
大阪市東住吉区杭全3-4-4
税理士法人悠久杉本会計事務所
業務部第二課 谷崎 史枝

 

 

 

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