インボイス制度のメリットは？

消費税率の変更に伴い、2023年10月より適格請求書等保存方式（インボイス制度）が導入されます。

免税事業者は従来の免税事業者のままでいるべきか？届出を行い、課税事業者になるべきか？迷われている方も多いと思います。そこで、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。

＊申告をしない（免税事業者のまま）

・メリット

　今まで通り消費税の納税が免除されるため、計算・納付の負担がない。

・デメリット

1. 課税事業者に消費税をのせた額を請求しづらいため、取引の際の請求額を見直さなければならない
2. 取引相手が課税事業者の場合、従来の請求書では課税事業者側が仕入税額控除を行えないため免税事業者と取引をやめる可能性が出てくる

→売上の減少が見込まれる

＊申告をする（課税事業者になる）

・メリット

1. 適格請求書では、商品ごとの消費税率と消費税率ごとの消費税額が記載されるため、消費税額を正確に計算できる
2. 納税時の事務作業の不正やミスを防ぐことができる

・デメリット

1. 申請の手続きが必要
2. 今までは免除されていた消費税の計算・納付が必要になるため、手元に残る金額の減少が見込まれる

上記のような点が挙げられます。

ご質問や不明な点のある方は、お気軽にお問い合わせください。

業務部　法人第５課　中村彩花