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2025.08.12

世界の特殊な税金について

日本には、所得税や法人税などの様々な税金があります。同様に、世界にも様々な税金があり、その中にはその国ならではの珍しい税金も多くあります。

そこで今回は、世界の特殊な税についていくつか具体例を挙げてお話ししたいと思います。

1つ目が渋滞税です。渋滞税とは、市街地など特定地域を通行する車両に課す税金のことで、イギリスのロンドンやアメリカのニューヨークなどで導入されています。これは渋滞緩和や大気汚染の改善を目的にしたもので、実際に混雑が和らぐ効果が出ています。

2つ目がポテトチップス税です。ポテトチップス税とは、ポテトチップスへ課税する税のことで、ハンガリーで導入されています。ハンガリーは成人の約4人に1人が肥満状態である肥満大国であり、この税は国民の健康問題の改善を目的として導入されました。

また、現在はすでに廃止されてしまった特殊な税金も存在します。

例えば、イギリスの窓税です。イギリスでは、当時ガラス窓は貴重なもので贅沢品と考えられていました。そこで、窓の多い家は富裕層なので、税金をかけようという目的があり、窓が一定数を超える家に税金を課しました。結果として、税金をとられたくない人々が家の窓を埋めることで税金から逃れることにしましたが、日当たりや風通しが悪くなったことで健康を害する人が増えてしまいました。

以上のように、様々な税金を知ることでその国の事情を理解するきっかけができます。今回ご紹介した税金以外にも特殊な税金は多くあるので、ご興味をお持ちいただけましたら、税を知るきっかけとしてお調べいただければと思います。

 

 

 

業務部 法人第5課 西原 賢

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