消費税の仕組みを紐解く
消費税の納税って何ですか?という質問を頂くことが増えてまいりました。というのも、最近では自宅でのネット販売や、転売などで消費税の納税義務者に該当することになる方が増えてきたためかと思います。そこで今回は消費税についてお話いたします。
・消費税とは
消費税は、消費一般に広く公平に課税する間接税です。ほぼ全ての国内における商品の販売、サービスの提供及び保税地域から引き取られる外国貨物を課税対象とし、取引の各段階で標準税率10%(うち2.2%は地方消費税)、軽減税率8%(うち1.76%は地方消費税)の税率で課税されます。
・消費税の負担者
消費税は、事業者に負担を求めるものではなく、税金分は事業者が販売する商品やサービスの価格に含まれて、次々と転嫁され、最終的に商品を消費し又はサービスの提供を受ける消費者が負担することとなります。
◎消費税を負担する者=消費者
◎消費税を申告、納付する者=事業者
・課税の仕組み
生産、流通の各段階で二重、三重に税が課されることのないように、課税売上げに係る消費税額から課税仕入れ等に係る消費税額を控除し、税が累積しない仕組みとなっています。
・課税事業者とは
事業者のうち、次のいずれかに該当する者をいいます。
①基準期間(原則:個人事業者はその年の前々年、法人はその事業年度の前々事業年度)の課税売上高が1,000万円を超える事業者
②「消費税課税事業者選択届出書」を提出して課税事業者を選択している
③新設法人又は特定新規設立法人に該当する事業者
パッと理解することはなかなか難しいと思います。
不明なことや不安なことがありましたらいつでもご相談ください。
ー引用先:国税庁HPー
大阪市東住吉区の税理士
大阪市東住吉区杭全3-4-4
税理士法人 悠久 杉本会計事務所
企業第二課 監査担当 吉田康孝